ZOZO前澤社長の月旅行、無重力体験など訓練139時間必要か

スポーツ報知
月旅行で実際に乗る「ビッグ・ファルコン・ロケット」の模型と宇宙服のヘルメットを持ちポーズをとる前澤社長

 ファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」などを運営する株式会社ZOZO・前澤友作社長(42)が9日、東京・日比谷の外国特派員協会で会見し、2023年に予定している月旅行計画について語った。

 前澤氏は宇宙で実験等のミッションをこなすわけではなく、あくまで「旅行」をするだけだが、さまざまな訓練などの準備が必要と考えられる。「現在のところはトレーニング(の内容)については聞いていないけれど、それほど過酷ではないようです」と前澤氏は話したが、宇宙に行くためにはどのような準備が必要なのか。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)のホームページによると、宇宙飛行士候補者は基礎訓練だけでも1600時間を要する。ただ、大部分は専門的な分野の座学や飛行機の操縦訓練、語学の習得。月旅行でも必要と考えられる無重力体感や低圧環境適応、体力訓練は計139時間となっている。

 確実に必要とみられるのが、遠心加速機による訓練。これは、ロケット打ち上げ時に体にかかる垂直G(重力加速度)に耐えられるようにするもの。通常の人間は強烈なGで失神してしまうという。

 もちろん、剛力も同伴するとなれば訓練は必要。ちなみに、日本人で宇宙に行った女性は、向井千秋さん(1994、98年)、山崎直子さん(2010年)の2人だけだ。

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