小池知事が定例記者会見で豊洲市場に言及 新市場に自信

スポーツ報知
都庁で定例会見を行った小池百合子知事

東京都の小池百合子知事(66)が12日、都庁で定例会見を行い、11日に開場した豊洲市場について言及した。開場初日に混雑やトラブルが散見されたことを認めた中で、「もちろん落ち着くまでは、しばらく時間が掛かると考えております」と話した。その上で「都そして市場関係者の皆さんがそれぞれの立場で、努力を重ねて新しい市場での業務を早期に軌道に乗せたい。『ローマは一日にしてならず』と言いますけども、豊洲は2日目にしてだいぶ改善したのではないかと思います」。新たなる市場に自信を見せた。

 豊洲市場移転に反対し、閉場した築地市場で一部業者が営業を続けている問題については「すでに閉場しておりますので、そこでの営業活動については法令上の問題も生じてくる。安全上の観点からも速やかに移転をして頂く必要があります」と迅速な退場を主張したが、「ご主張もあるかと思いますけれども、ご協力頂きたい。新しい豊洲市場で共に力を合わせて事業を進めて行くというのが今回1番大きな点でありますので、ご協力頂きたい」。市場関係者らの一致団結を求めた。

 13日の午前10時以降、一般客も入ることができるようになる。移転前に起きた風評被害については「ホームページ上で様々な数値なども公表させて頂いている。豊洲市場がにぎやかに、市場内が活気が出て、そのことが最大のプラスの情報発信につながる」と考えを明かし、市場の安全性に問題はないことを強調した。

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