菅野ノーヒッター快挙に、居酒屋のG党も「やった~」

スポーツ報知
最終S進出と菅野のノーヒットノーランに歓喜するG党

 プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(S)で、巨人がヤクルトを破り最終S進出を決めた14日、東京・千代田区のJR神田駅近くにある「ベースボール居酒屋リリーズ神田スタジアム」には野球ファン約50人が詰めかけた。同店は日曜日の定休日だが、CSが開催されるため臨時営業。ファンたちは店内に4台あるモニターにかじりつき、1球ごとに一喜一憂した。

 菅野がヤクルトの最後の打者を打ち取り、ノーヒットノーランで最終S進出を決めると、約20人のG党は「やった~!」と大はしゃぎ。試合が終わった瞬間に号泣してしまったファン歴50年という会社員・志村光則さん(59)は、大の阿部ファン。背番号10のユニホームを着込んで試合を見届けた。「CSに出られるのも奇跡。菅野はいつ打たれるかと思って見ていた」。ハラハラドキドキの偉業達成に目を潤ませて喜んだ。

 第1S第3戦のチケットを手に、北海道から駆けつけた会社員・太田航平さん(22)も「せっかく来たから生で見たかった。でも、観戦できない悲しさより、勝利の方が圧倒的にうれしい!」。遠征の疲れを吹き飛ばす勝利に、喜びを爆発させた。

 ファン歴30年で菅野―小林バッテリーが大好きな神田さおりさん(45)は「下克上してほしかったからメチャクチャうれしい。特に菅野は素晴らしい」と興奮冷めやらぬ様子だった。

 “オーナー兼監督”こと高橋雅光店長(40)は「CSも日本シリーズも毎日やってます。広島に行けない方はぜひ!」。店の宣伝もしっかり行いながら、巨人の下克上を喜んだ。

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