乙武洋匡氏、不倫騒動で海外移住考えた「社会的な死を迎えても私の人生は…」

スポーツ報知
乙武氏

 作家の乙武洋匡氏(42)が31日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」(月~金曜・前9時50分)に出演し、海外移住を考えていたことを明かした。

 乙武氏は2016年3月に不倫騒動が報じられ、参院選出馬が取りざたされていたが政治家への道を断念し16年9月に離婚した。こうした過去を「あいつは終わったとか社会的な死を迎えたとか、そういう言われ方をして自分でもその通りだなと思うんですけど、それでも私の命が絶えるわけではないので、社会的な死を迎えても私の人生は続いていくんですよね」と振り返り、不倫報道の直後は「最初の1年は、本当に家から1歩も出ることができずずっと自問自答の繰り返し」と明かした。

 当時は家に引きこもる日々だったが、去年、家を引き払い海外放浪の旅に出たという。「正直37か国回っている中で移住先を探していたみたいな側面も正直あったんですよね。日本で身から出たサビとはいえ、自分が日本でなかなか生活しづらい、その後も仕事をしづらいような状況になってしまって、何を言っても説得力がないと言われてしまうような状況ですので、だったら自分のやりたいことができない環境で暮らし続けるよりも自分が理想とする社会、国が外にあるなら、そっちに住んでしまった方が早いんじゃないかなと。そうした思いも正直あって」と明かした。

 今年4月に帰国し「移住先決まったかなと思っていたら、3週間目ぐらいに何か物足りなさを覚えてしまったんですよね。あと40年、何をするのかなと思ったら、すごくその後の人生が味気ないものに思えてしまって。イバラの道だと分かっていても日本に帰って人様から厳しいお言葉をいただきながらも、それでもやっぱり自分がやりたいと思っていたこと、実現したいと思っていた社会に向けて自分ができる限りの力を尽くしていくことをやっぱりやりたいな」と明かした。

 その上でこれからの人生を「今では当然、政治なんかの道は考えられませんし。こうしてメディアに出させていただいても、やっぱりまだまだ何を言っているんだ、お前の話なんか説得力がないというような現状ですから。自分は果たしてもう一度、生きづらさを抱える方々のためにも住みやすい社会にしていきたいという思いを実現させるためにもう一度自分がやれるのかその道がまったく今の自分には見えていないので。今、目の前にある自分ができることをひとつひとつ丁寧に取り組んで一日一日を丁寧に大切に過ごしていくただそれだけかなと思っています」と誓っていた。

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