林真理子さん、紫綬褒章「愚直にひたすら書いてきたことが認められ光栄」
スポーツ報知

政府は2018年秋の褒章受章者を2日付で発表した。受章者は797人(うち女性170人)と22団体。3日に発令される。学問や芸術、スポーツで功績を残した人に贈られる紫綬褒章には、将棋棋士の羽生善治竜王(48)、俳優の真田広之(本名・下沢広之=58)らが選ばれた。紫綬褒章は16人(うち女性4人)で、作家の林真理子(本名・東郷真理子)さん(64)らにも贈られる。
デビューから36年。想像もしていなかったという紫綬褒章の知らせに林さんは「愚直にひたすら書いてきたことが認められて、とても光栄に思います」と喜びをかみしめた。
1982年にデビューエッセー集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーに。初の小説「星影のステラ」が直木賞候補になって以降、恋愛小説から歴史小説、評伝小説と幅広い作風に挑んできた。NHK大河ドラマ「西郷どん」の原作も手掛けている。自分を成長させてくれたのが小説を書くことだったという。「世間からちゃんと作家として認めてもらえるまで本当に時間がかかった」と振り返った。