橋下徹氏「とくダネ!」生放送中にツイッターで反論「特ダネの解説は酷かった」…所属事務所「タイタン」と日本維新の会の裁判特集で

2日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で前大阪市長の橋下徹氏(49)の所属事務所「タイタン」が、日本維新の会を相手取って4180万円損害賠償請求訴訟を起こしていたことを報じた。
今回の提訴は、番組の取材によるとタイタン側が日本維新の会に所属する政治家が選挙ポスターなどに橋下氏の顔写真を無断で使用し、所属タレント「橋下徹」のパブリシティ権が侵害され、レギュラー番組が終了したと主張し、損害賠償を維新側に求めたもの。日本維新の会は、2010年に橋下氏自らが代表として立ち上げた地域政党「大阪維新の会」が源流で今回の提訴について橋下氏はツイッターで「当事者としても代理人としても本件訴訟に関わっておりません」と見解を示している。
小倉智昭キャスター(71)は「橋下さんの知らないところで維新の会を訴えている事務所っていうのはかなり勇気があるな、そういう風に思います」とし、スタジオ出演した政治評論家の田崎史郎氏(68)は、今回の提訴における橋下氏の立場について「所属事務所と日本維新の会の訴訟、対立なんですね。橋下さんにすれば、タイタンにはテレビ番組の出演にあたって仕事を見つけてくれたり、世話になった、非常に恩義がある。一方、維新の会は自分が作った政党ですから、親としての責任もある。で両方が対立した。悪く言えば逃げた。よく言えば合理的に考えて裁判で争ってくださいよという風に考えたんだと思います」と解説した。
橋下氏は、生放送中にツイッターを更新し「小倉さん、田崎さん、特ダネ観てますよ!僕の法律事務所は大阪維新と芸能事務所タイタンの両者の法律顧問をやっています。ゆえに弁護士職務基本規程の趣旨から芸能事務所タイタンが維新を訴えた今回の件に僕は中立です」と改めて説明した。
さらに田崎氏の「逃げた」発言に連続ツイートし「田崎さん、コラっ!逃げたんじゃないよ。タイタンと維新はずっと交渉していた。タイタンが訴えることも知っていますよ。弁護士職務規程を読みなさい。松井さんとも普通の関係。タイタンの権利行使について、僕は代理人になれないのっ!」と反論していた。
番組では今回の訴訟で橋下氏と維新の会の松井一郎代表(54)との関係などを議論。また田崎氏が今後「次の総選挙に出馬される可能性があると思っています」と予測した。一方で出演者からは「話題を作って何、次やってくれるかって待っている方にニュースを集めるために仕掛けているのかなとか勘ぐっちゃいますけどね」などとコメントした。
こうしたスタジオでの発言にさらに連続ツイートで「コラっ!コメンテーター!タイタンにも言い分があるし、維新にも言い分がある。僕は本当は両者の相談を受ける立場だけど、それが弁護士職務基本規程上できないだけ。維新とタイタンは揉めているけど、僕は松井さんともタイタンの太田社長とも仲が良いのっ!田崎さん、政治はやらないって!」と主張していた。
さらに「タイタンと維新の訴訟の件、特ダネの解説は酷かった。参ったな。もし維新が相手じゃなければタイタン側の代理人としてガンガン攻めていたし、逆にタイタンが相手じゃなければ、大阪維新側についてしっかり守りを固めた。それが弁護士職務基本規程上できないだけ。自作自演って、ちょっと酷過ぎる」と見解を示した。