ビル・ゲイツ氏が日本で会見 森元総理との意外な過去も明らかに

スポーツ報知
会見に出席した(左から)森喜朗会長、浮島智子文科副大臣、ビル・ゲイツ、有森裕子さん

 米IT大手マイクロソフト創業者でビル&メリンダ・ゲイツ財団共同議長のビル・ゲイツ氏(63)らが9日、東京ガーデンテラス紀尾井町で「Our Global Goals(アワ・グローバル・ゴールズ)」パートナーシップ発表記者会見に出席した。

 ゲイツ氏は同財団を通してスポーツを通じて貧困撲滅やSDGs達成を目指すパートナーシップ協定を締結を発表し、「日本は多大な貢献ができる。寛大な国です」。日本が積極的に持続可能な開発目標に関わっていくかが重要だと話した。

 これに対して、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長・森喜朗元首相(81)は「ビル・ゲイツ氏に敬意を表します」と感謝した。以前にはビル・ゲイツ氏が森氏を大リーグの試合に招待したことがあるらしく「イチローと松井が出ている試合で大変うれしかったです」と意外な過去も明かした。

 「Our Global Goals(アワ・グローバル・ゴールズ)」とは、スポーツ庁(鈴木大地長官)とビル&メリンダ・ゲイツ財団の新しいパートナーシップ。2020年の東京五輪に向けた機運の高まりを通じ、アスリートたちの高い発信力を使って、「持続可能な開発目標(SDGs)」への関心を高め参加を促すためのものだ。同財団はこの資金提供やアンバサダーの任命を行う。具体的な今後の活動はまだ決まっていないという。

 今発表会には、浮島智子文部科学副大臣(55)と元女子マラソン日本代表・有森裕子さんも登壇した。

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