「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 2018」 西武が代表戦優勝。リーダーがうれし涙

スポーツ報知
eリーグ代表決定戦の優勝セレモニーに参加した(左から)西武・なたでここ選手、ミリオン選手、BOW川選手

 「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 2018」のセ・リーグのeリーグ代表決定戦が16日、東京・KONAMIホールで行われた。西武ライオンズが福岡ソフトバンクホークスに2―2で引き分け、ルールによりペナントレース1位の西武ライオンズが代表決定戦で優勝した。

 実際のプロ野球と同じ顔合わせになった同試合。2回、ホークスに勝ち越され、そこから攻めあぐねたが、優勝をたぐり寄せたのは、3番手のなたでここ選手(21)だ。今シーズンの打撃三冠王と最優秀防御率のタイトルを獲得。「前の2人とも本来の力が出せていなかったので、自分がその分、力を出そうと思った」。7回無死からバックスクリーンへ特大本塁打を放ち、絶対的エースが勝負を決めた。

 優勝が決まった瞬間、西武のリーダー・BOW川選手(24)が目に涙をためた。「自分が打って引っ張りたかったけど、チームがカバーしてくれて。感謝の気持ちと、うれしさと、もっとできた悔しさが混じった涙です」。ペナントレースでは、代表戦前に2連敗し調子を落としていたが、「チームメートから、『状態を上げていこう。大丈夫』と励まされた」。唯一、チームで負けを知る男が、気持ちで中盤を0点に抑え、エースにつないだ。

 残るのは日本一の称号だけだ。BOW川選手は「今まで気が張っていたと思うので、1週間休んで、e日本シリーズにピークをもっていけるようにしたい」。もう一度うれし涙を流すため、目は未来を向いていた。

 「eリーグ代表決定戦」は両リーグの上位3チームが進出し、プロ野球のクライマックスシリーズに当たる。同決定戦の決勝では、特別ルールでチーム3人が3イニングごとに交代しながら9イニングを戦う。2勝先取だが、ペナントレース1位の球団には1勝のアドバンテージがある。

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