古市憲寿氏が芥川賞ノミネート…「平成くん―」など6作品

スポーツ報知
古市憲寿氏

  第160回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が17日付で発表された。芥川賞には社会学者でテレビ番組のコメンテーターも務める古市憲寿氏(33)の「平成くん、さようなら」など6作品が、直木賞には森見登美彦さん(39)の「熱帯」など5作品がノミネートされた。

 フジテレビ系報道番組「とくダネ!」などに出演し、“空気を読まない発言”で炎上キャラとしても人気の古市氏。「平成くん―」は、そんな同氏が執筆した初の小説だ。主人公が平成の終わりとともに安楽死をしたいと思うようになり、その考えを受け入れられない恋人と死について考える―。テレビではヒール役の古市氏からは想像することができない、シリアスな内容となっている。

 選考会は来年1月16日夕、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。

 ◆芥川賞候補
 ▼上田岳弘「ニムロッド」▼鴻池留衣「ジャップ・ン・ロール・ヒーロー」▼砂川文次「戦場のレビヤタン」▼高山羽根子「居た場所」▼古市憲寿「平成くん、さようなら」▼町屋良平「1R1分34秒」

 ◆直木賞候補
 ▼今村翔吾「童の神」▼垣根涼介「信長の原理」▼真藤順丈「宝島」▼深緑野分「ベルリンは晴れているか」▼

森見登美彦「熱帯」

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