舛添要一氏、韓国レーダー照射反論動画に「落としどころを探るしかない」

スポーツ報知

 韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる問題を巡り、韓国国防省は4日、韓国側の主張を発信する動画を公開した。先月28日に防衛省が公開した動画に反論するもので、BGMや効果音、字幕などを用いた異例の内容になっている。

 舛添要一氏(国際政治学者)「韓国国防省が公開した動画を視聴したが、新たな事実はなかった。文在寅大統領は金大中、盧武鉉政権の流れをくむ左翼ポピュリストであり、対北朝鮮融和、対日強硬が特色だ。ただ、昨年の米朝首脳会談以降、北朝鮮との関係に大きな進展はなく、支持率も落ちている。『反日カード』を切り続けなくては政権がもたないと判断しているのだろう。慰安婦財団の解散、徴用工問題にレーダー問題も起きて今後、日韓関係は緊迫化する懸念もある。外交などによる政治的解決はなかなか難しいだろうが、日米韓の軍トップによる話し合いで、落としどころを探るしかないのではないか」

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