「パワプロ」初代王者は西武…DeNAとの「e日本シリーズ」制す

スポーツ報知
西武のマスコット「レオ」とガッツポーズを決める(左から)BOW川、ミリオン、なたでここの3選手

 日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメントが開催する野球ゲーム「実況パワフルプロ野球(パワプロ)」プロリーグの日本一決定戦「SMBC e日本シリーズ」が12日、東京ビッグサイトで行われ、西武が6―3でDeNAを破り、初代日本一に輝いた。

 ペナントレース、リーグ代表決定戦を勝ち上がった両チームの対戦。3人が3イニングずつをつなぐ1試合で行われた。西武は3回裏にスクイズから一挙5点の猛攻。DeNAは4、6、8回と小刻みに1点ずつ返したが、西武が5回に1点を加え、相手の追撃をしのいだ。

 日本一となった西武の選手はペナントレースからの出場報酬などを合計し、それぞれ177万円を獲得。最優秀選手と個人タイトル4冠に輝いた「なたでここ」こと緒方寛海さん(21)はさらに110万円を得た。

 西武のキャプテン「BOW川」こと大川泰広さん(24)は、長野・佐久長聖高で投手だった元高校球児。チームは3年時に甲子園に出場したものの、ベンチ入りはかなわなかった。明学大では軟式野球部に入部したが、肩の故障で野球を断念していた。「高校、大学と悔しい思いを続けてきましたが、“野球の世界”で日本一になるのは夢でした。グラブをコントローラーに持ち替えて…ではないけれど、ぶれずに(日本一を)つかめたのは良かったです」と会心の笑みを見せていた。

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