「見取り図」が上方漫才協会大賞受賞 M-1王者の「霜降り明星」は特別賞

スポーツ報知
「第4回 上方漫才協会大賞」を受賞した「見取り図」のリリー(右)と盛山晋太郎

 「よしもと漫才劇場」(大阪)、「よしもと∞ホール」(東京)で芸を磨く若手芸人を対象にした、上方漫才協会主催の「第4回上方漫才協会大賞」に、漫才コンビ「見取り図」が輝いた。14日、大阪・なんばグランド花月で発表された。また、「M―1グランプリ2018」で優勝した「霜降り明星」は特別賞が贈られた。

 見取り図は、ボケ担当のリリー(34)とツッコミ担当の盛山晋太郎(33)のコンビで2007年に結成。昨年末の「M―1グランプリ2018」で初めて決勝に進出(9位)。その後、MBSテレビの「オールザッツ漫才」のネタバトルで優勝している。

 リリーは「サプライズ! 漫才をやってきてよかった」と驚きの表情で、盛山も「本当に予測していなかった」。上方漫才協会会長の中田カウス(69)は「よく辛抱、我慢した」とねぎらいの声をかけ、「漫才の中に出てくる人柄が大事」と、2人の味わいを評価した。

 さらにカウスは年内に、吉本興業が「東京よしもと漫才劇場」をオープンさせると発表。「埋もれた才能が世に出るチャンスを作りたい」と底上げに期待を寄せた。

 また、ネタの台本や表現方法などの視点から優秀者に贈られる文芸部門賞は「ジソンシン」「ダンビラムーチョ」「ツートライブ」「ロングコートダディ」「なにわスワンキーズ」の5組が受賞。芸歴8年目以下のコンビが対象の新人賞は「エンペラー」が、この日にネタを6組で争い、賞を勝ち取った。話題賞は「よしもと漫才劇場」だった。

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