芥川賞に上田岳弘さん「ニムロッド」と町屋良平さん「1R1分34秒」の2作品…古市憲寿さんは落選

スポーツ報知
芥川賞・直木賞の選考会が行われた東京・築地の料亭前には多くの報道陣が行列をつくった

 第160回芥川賞と直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞には上田岳弘さん(39)の「ニムロッド」(群像12月号)が候補3回目で、町屋良平さん(35)の「1R1分34秒」(新潮11月号)が候補2回目で選ばれた。

 初の候補入りで話題を呼んだ社会学者・古市憲寿さん(34)の「平成くん、さようなら」(文學界9月号)は選に漏れた。

 候補作は12月17日付で発表され、芥川賞には6作品が、直木賞には5作品がノミネートされた。

 ◆芥川賞候補

 ▼上田岳弘「ニムロッド」▼鴻池留衣「ジャップ・ン・ロール・ヒーロー」▼砂川文次「戦場のレビヤタン」▼高山羽根子「居た場所」▼古市憲寿「平成くん、さようなら」▼町屋良平「1R1分34秒」

 ◆直木賞候補

 ▼今村翔吾「童の神」▼垣根涼介「信長の原理」▼真藤順丈「宝島」▼深緑野分「ベルリンは晴れているか」▼森見登美彦「熱帯」

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