【ディズニー報知】“パワハラ訴訟”抱えるOLCがTDSでサンクスデー

スポーツ報知
TDS「サンクスデー」で“ミッキーの手”をつけてアルバイト従業員たちとハイタッチしたOLC上西京一郎社長(右)

 東京ディズニーリゾート(TDR)の冬のスペシャルイベントが11日に開幕した。16日には、TDRを運営するオリエンタルランド(OLC)がアルバイト従業員をねぎらう「サンクスデー」が東京ディズニーシー(TDS)で開催された。TDRを運営するOLCがアルバイト(準社員)をねぎらう「サンクスデー」が16日、TDS閉園後の午後8時15分から開催された。今年で20回目の恒例行事で、昨年は東京ディズニーランド(TDL)だったが、今年はTDSで2年ぶりの実施となった。上西京一郎社長(61)が10年連続でカストーディアルと呼ばれる清掃担当キャスト(従業員)に変身するなど、正社員が、準社員約1万8000人をもてなした。

 TDLでキャラクターとしてショーなどに出演していた女性契約社員2人が、過重労働やパワハラで体調を崩したとしてOLCに計約755万円の損害賠償を求めた訴訟が昨年11月13日に千葉地裁で始まってから初のサンクスデーとも言える。この件についてOLCは、請求棄却を求めており、「キャストへの日常的なサポート体制を引き続き整え、ゲストの皆様の体験価値の向上に努めてまいります」としている。

 メディテレーニアンハーバー前のステージで行われたセレモニーには、上西社長、加賀見俊夫会長(83)、ミッキーマウスとディズニーの仲間たちが登場し、TDR35周年のテーマソングに乗って踊った。加賀見会長は「今夜はキャストのみなさんがゲストです」と言い、上西社長は「すばらしい笑顔とチームワークで、たくさんのゲストのみなさんにハピネスを創り出していただいていることに心から感謝申し上げます」とあいさつ。キャストたちと「ウィー・クリエート・ハピネス!」を連呼し、一体となっていた。

 ◆メモ 東京ディズニーリゾート(TDR)はJR京葉線・武蔵野線「舞浜」駅下車すぐ。1デーパスポートはTDL、TDSそれぞれ大人7400円ほか。

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