来年都知事選へ橋下氏動く!?…選挙プランナーが読み解く

スポーツ報知
2015年の大阪市長退任後は政治活動から退いている橋下徹氏

 4月の統一地方選や、7月21日の投開票が有力な第25回参院選などが行われる2019年。皇太子さまの新天皇即位に伴い、今年5月1日から新元号が施行されるなど皇室行事も続く。また、10月1日には消費税率が2%引き上げられ10%になるなど社会生活にも大きな変化が出てきそうだ。

 「安倍政権一強」状態が続く中、政界はどう動くのか。2019年は統一地方選と参院選が同時に行われる12年ぶりの「亥年(いどし)選挙」。統一地方選は4年に1度、参院選は3年に1度行われる。最小公倍数の12年に1度の年に当たるのが亥年だ。春から夏にかけ選挙が続き、政党の地方組織はフル稼働を強いられる。今後の政界の動きを選挙プランナーの三浦博史氏(67)が読み解いた。

 小池百合子知事(66)の任期は20年7月30日まで。このままだと、都知事選が7月24日開幕の東京五輪と重なる可能性もあるが、特例法により、都知事選を五輪・パラリンピック終了後に行うこともできる。今年は都知事選の日程についての動きや、野党の候補者選定も活発化しそうだ。都議会自民党は「当然、対立候補を立てる」(都連幹部)方針だが、三浦氏は勝てる候補として“あの男”の名前を挙げる。

 「五輪が終わる前に開催都市で選挙をやるとなると、社会生活や行政への影響が大きすぎます。知事選は五輪・パラリンピック後にするのが当然でしょう。前回の知事選で都議会自民は小池さんに煮え湯を飲まされました。党としては巻き返したいが、現職の知事は強いですからね。他県の知事が都知事選に出て勝ったことはありませんが、出るかどうかは別として(元大阪府知事、市長の)橋下徹さんなら勝てる可能性は高いと思います」

 ◆三浦 博史(みうら・ひろし)1951年、東京都生まれ。67歳。慶大法学部卒。米国で選挙事情を研究。89年、選挙コンサルタント会社「アスク」設立。元東京都知事の石原慎太郎氏、丸川珠代参院議員、千葉県知事の森田健作氏らの選挙を担当し、当選に導いた。

社会