ユニクロ柳井氏「日本に提供したかったが…」 スウェーデンの五輪代表にウェア提供

スポーツ報知
手を合わせる(左から)桑原尚郎執行役員、柳井正会長兼社長、ピーターレイネボスウェーデン五輪委員会CEO

 カジュアル衣料「ユニクロ」は24日、都内で会見し、スウェーデンの五輪委員会と2022年まで4年間のパートナーシップ契約を結ぶと発表した。五輪・パラリンピックの代表選手にウェアが提供される。契約金額は非公表。

 契約では、2020年東京五輪・パラリンピック、22年北京冬季などに出場する代表選手や大会関係者にユニクロのウェアが提供される。19年後半からは選手向けのアパレルも制作に入り、選手の意見を反映した製品開発に取り組み、競技用ウェアの展開も検討する。これまで、スウェーデン代表は同国の「H&M」と契約していた。

 ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「全天候型、次世代の服を提供できると確信した。スウェーデンは生活の一部としてスポーツを楽しんでいる。それにふさわしい服を提供したいと思った」などと述べた。日本ではアシックスが公式ウェアを提供するが、柳井氏は「日本の公式ウェアを提供したかったが、諸事情によりできなかった」と悔しがりつつ「日本代表と同様かそれ以上の価値を持つものだ」と語った。 また、五輪委員会CEOのピーター・レイネボ氏は「完璧なマッチング。素晴らしいパートナーシップを締結できた」とした。

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