南米アコンカグア断念の三浦雄一郎さん、帰国会見「残念だが次への夢になった」

スポーツ報知
帰国会見を行った三浦雄一郎さん

 アルゼンチンとチリの国境にある南米大陸最高峰のアコンカグア(6959メートル)への登頂に挑戦し、ドクターストップのため断念した冒険家の三浦雄一郎さん(86)が26日、都内で帰国報告会を行った。

 この日午前、アルゼンチンから帰国した三浦さんは長距離移動の疲れも見せない様子で登場。事務所関係者によると、成田空港から都内へ戻る途中に、すしを食べるなど、食欲も旺盛だという。

 「無事、帰って参りました」と第一声を発した三浦さんは「いま考えれば、ドクターストップを受けた時は『まだまだいける』と思いましたが、ある意味、力を残して帰って来られたのは良かったと思います」。さらに、標高にして400メートル余りを登ることができたことに「(断念した)6000メートルまでは元気いっぱいに行ける、いい自信はできた。次へのステップ、夢になった。これからだと思っています」と、再度の挑戦を思い描いていた。

 80歳だった2013年に最高齢記録でエベレスト登頂に成功していた三浦さんは、昨年12月にアコンカグアへの登頂挑戦を表明。今年1月2日に日本を出発した。4200メートル地点で高地順応トレーニングをした後、5580メートル地点まではヘリコプターで移動。そこから登山を始め、6000メートルにあるキャンプ地に着いて天候待ちをしていた。体調は特に問題はなかったそうだが、不整脈を抱えながらの挑戦ということもあり、同行した医師の判断で20日に登頂を断念した。

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