著作権騒動の渦中にある「ちぃたん☆」、K―1のイベントに登場

スポーツ報知
都内で行われたK―1のイベントに登場したちぃたん☆と武尊

 高知県須崎市のマスコットキャラクター「しんじょう君」に酷似し、著作権を侵害しているとして同市が活動停止を求めているゆるキャラ「ちぃたん☆」が11日、東京・渋谷109前で行われた格闘技「K―1」のイベントに登場した。

 全力をウリにSNSなどで体を張ったパフォーマンスを見せて人気となっている「ちぃたん☆」と、K―1ファイターが持ち得る力を全て出して試合に臨むことから、「全力つながり」でコラボレーション。3月10日にさいたまスーパーアリーナで開催される「K―1 WORLD GP」まで、様々なイベントでタッグを組んでいくという。

 この日は、人気選手の武尊(たける、27)のトークイベントに中盤から乱入。武尊を挑発してパンチを打たせ、それを“白刃取り”するというパフォーマンスを見せたが、案の定!? 顔面に正拳を食らって倒れ、集まった観客を沸かせた。これまでにもイベントで「ちぃたん☆」と絡んだことのある武尊も「『ちぃたん☆』はいつも自由過ぎるので、合わせていくしかないですね」と苦笑した。

 須崎市は6日に行われた定例会見で、「ちぃたん☆」を運営する芸能事務所に対し、1月に活動停止を求める文書を通知していたことを発表。事務所側は「権利侵害はない」とする文書を8日に公表している。この日、事務所関係者は会場に姿を見せなかったが、K―1の中村拓己プロデューサーは「我々は、(権利問題については)何も言われてはいない。『ちぃたん☆』とは、まずは3月10日の大会を盛り上げていきたいと考えていますが、その後も色々なことを一緒にやれれば」と話した。

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