「スプラドラフト会議」マリーンズが11歳女子2人在籍チームと交渉権獲得 “スプラの王”たいじはソフトバンク
スポーツ報知

eスポーツ大会「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」に向けたチームドラフト会議が3日、東京ミッドタウン日比谷で行われた。18チームがドラフト候補に挙がり、その中から12チームが球団に指名された。今後は23日、24日にキャンプと入団会見、4月14日にオープン戦を経て、5月18日、19日に同大会に球団代表として出場する。
注目は“スプラの王”「たいじ」選手(27)率いるチーム「GGBOYZ」。2018年に世界大会で優勝した強豪チームだ。読売ジャイアンツ、楽天ゴールデンイーグルス、福岡ソフトバンクホースクスの3球団が競合。抽選の末、ソフトバンクが獲得した。巨人に入団希望を出していたたいじ選手は「3球団が指名してくれたことがうれしい。実力を評価していただきうれしいです。世界一の実力を出したい」と意気込んだ。
横浜DeNAベイスターズと千葉ロッテマリーンズと競合し、マリーンズに指名されたチーム「5年☆組~あしんとらず学級~」は、4人中3人が女性で、今ドラフト最年少11歳の「ハル」選手(小学5年生)と「ほのか」選手(小学5年生)が在籍している。23日、24日の入団会見があるまでまだ正式な加入ではないが、プロ野球球団に11歳の女の子が入るのは前例がない。
くじで神引きをし、競合に勝ってこの奇跡を演出したマリーンズOB・里崎智也氏(42)は「若い力を目指しているマリーンズに合っている。現役時代に楽しく野球ができた。『楽しんでやりたい』というチームの方針にも合っている」と納得のドラフトに胸を張った。指名されたことにほのか選手は「安心しました。強い人ばかりなのでがんばりたい」と意気込んだ。ハル選手も「安心した。最年少ですが、他の選手に負けないようにがんばります」と決意を表明した。