eスポーツ大久保元博プロデューサー「この流れを盛り上げていかなければ」

スポーツ報知
ソウルキャリバー6の優勝者Keev(中)をたたえる大久保プロデューサー(左)(右はSHK)

 絶対に負けられない戦いが格闘ゲームの世界にもあった。国内最大規模を誇るeスポーツの格闘ゲーム大会「EVO Japan 2019」が2月15日からの3日間にわたり、福岡市の福岡国際センターで開催された。国内外から約2500人の選手が参加して「ストリートファイター5」など主要6種目で頂点を競った。賞金総額は1000万円。通算来場者は約1万3000人を数え、会場を盛り上げた。

 今大会から主要種目に採用されたのが「ソウルキャリバー6」。16世紀の大航海時代の世界観をモチーフに、国籍も人種も違う登場人物たちが己の得物と技を尽くして戦う武器格闘アクションゲームで、シリーズ累計1500万本以上という人気作品だ。プロデューサー・大久保元博氏(46)に最近のeスポーツ界の盛り上がりについて聞いた。

 「ゲーム大会そのものは最近始まったわけじゃない。本質的に何か変わったわけではないと思うが、僕たちとしては当然追い風だと思っています。この流れを企業としても盛り上げていかなければいけない」

 ―今年のeスポーツ界は?

 「さらに盛り上がっていくのは間違いない。ただ、この盛り上がりの後ですよね。それが本当に地に足がつくのか。しっかりeスポーツが根付くような土台を作っていきたい」

 ―将来、五輪種目に採用される可能性もある?

 「そうなったらすごくエポックメイキングなこと。五輪を狙って作品を作ることはないけど、そうなった時に(メイン種目は自分がプロデュースする)鉄拳、もしくはソウルキャリバーじゃなきゃダメだよね、って周りから言われるようにしなければならない責務があると思う」

 〇…「ソウルキャリバー6」は、21日に東京で年度最強剣豪を決める「SOULCALIBUR 6 The WEAPON MASTER」を行う。「EVO Japan 2019」で日本人最上位の3位となったSHKが出場権を獲得。「日本勢トップと言っても強い人はまだまだいる。3月の大会で勝って(EVO Japan3位の)悔しさを晴らしたい」とリベンジを誓う。優勝者には海外大会への交通費、宿泊費がサポートされる。

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