「新収蔵資料展」64年東京大会聖火トーチも見られます「当時の臨場感を感じてほしい」

スポーツ報知
白根記念渋谷区郷土博物館・文学館に展示されている64年大会の聖火トーチ

 2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会は20日、五輪の聖火リレーで使われるトーチを発表した。64年東京大会の聖火リレーに使われたトーチは現在も実物を見ることができる。

 白根記念渋谷区郷土博物館・文学館(東京都渋谷区)では、24日まで開催中の「新収蔵資料展」でトーチの他にも当時販売されたワッペン、バッジ、たばこ、レコードなどの関連グッズを展示中。同館の松井圭太さんは「当時の聖火は、絶対に消えないようにと燃料も用いて煙をモクモク立てていたようです。黒いススも残っているトーチから、当時の臨場感を感じてほしいです」と話す。

 駒沢オリンピック公園総合運動場(東京都世田谷区)の常設展では、55年前の未使用トーチを実際に手にすることが可能。重量は1・2キロだが、それ以上に歴史の重さを感じることができそうだ。

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