【F東京】10日ぶっつけ秩父宮 長谷川監督が前日練習打診も「許可下りなかった」

スポーツ報知
秩父宮ラグビー場

 F東京がラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場に“ぶっつけ本番”で臨む。本拠地の味の素スタジアムが改修工事中で平日開催ができないため、10日のルヴァン杯・鳥栖戦は秩父宮を使用。ピッチ状態やロッカーなど設備の確認も兼ね、試合前日の9日に同会場での練習を試みたが、長谷川健太監督(53)は「午後くらいから使えればと思い、打診していたが許可が下りなかった」と明かした。

 結局、この日は調整がつかず、小平市内で非公開練習を行った。クラブ関係者は視察したものの、長谷川監督もピッチに入るのは初めて。「芝の長さは味スタより若干長いと聞いているが、それ以上の情報は入っていない。ホームといえども初なので全く分からない」。同会場でサッカーの試合が行われるのは1964年の東京五輪以来55年ぶりで、Jリーグでは初めてだ。

 F東京はリーグ戦は無敗で2位につけているが、ルヴァン杯は2連敗と苦戦。総入れ替えで臨んできた2試合とは違い、指揮官は「変則的な連戦が続くのでメンバー起用を考えて、戦える選手で組んでいく。前節みたいなターンオーバーはない」と、昨年のグループリーグ敗退の悔しさを踏まえた戦いを示唆した。(小又 風花)

 ◆秩父宮ラグビー場とサッカー 64年東京五輪では10月13日のイラン対メキシコ戦(1△1)で初めて使用し、1次リーグ3試合、準々決勝ドイツ対ユーゴスラビア戦(1〇0)、準決勝ハンガリー対アラブ連合共和国戦(6〇0)戦の5試合が行われた。12年8月には、U―20日本女子代表が同W杯1次リーグ・スイス戦(国立)の前に練習会場として使用した。

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