太田房江さん「ノックさんの人心掌握術に感服、橋下さん好感持てる」前後任の大阪府知事への思い

2019年1月12日12時0分  スポーツ報知
  • 今夏の参院選にも出馬予定の太田房江氏

 元大阪府知事の太田房江参院議員(67)が、初の著書「ノックととおるのはざまで」(ワニブックス、税込み1200円)を出版した。「横山ノック氏」「橋下徹氏」という両有名人に挟まれる形で、2000~08年に「日本初の女性知事」を務め上げた太田氏。カリスマ人気を誇った両者への思いを聞いた。(樋口 智城)

 2000年の大阪府知事選に当選し、日本初の女性知事となった太田氏。初めての著書は、自分の子供時代から、太田氏の前の知事だった横山ノック氏、後の知事の橋下徹氏への思いなどを、エッセー風に軟らかくつづったものだ。

 「後任の橋下さんとかに大阪の財政問題とかでいろんな批判を受け続けたんですが…何しろ反論のチャンスがない! 記者会見開いて『本当は違うんだ!』ってなかなか言えないじゃないですか。自分の実情をある意味カミングアウトするのが、今やれることかなあと思いまして」

 本を書く機会はこれまでもあったが、タイミングが合わなかった。

 「まぁ怠け者なんですよ、私(笑い)。作家の林真理子さんとよく旅行とか行ってたんですが、隣でサラサラって書いてすごいなあと思ってました。私なりに“林真理子調”で書いたつもりです。そうそう、ある書店で橋下氏の著書と店頭に並んで販売しているのを見つけて。橋下さんの本は『政権奪取論 強い野党の作り方』とか硬い感じの題名ばかりで…。自分の本とのギャップがすごい!」

 天敵ともいわれる橋下氏なのだが、意外と悪い印象は持っていないという。

 「橋下さんが政治家を辞めた後に何回かテレビ番組で一緒になったんですが、正直な人なんだなって感想です。楽屋で『橋下さん、衆院選とか出るんじゃないでしょうね~』とか聞いたら本音で語ってくださって。『性格的に雑巾がけとかやるタイプじゃない』とか『クソ面白い展開にならないと出ないですよ!』とか。すごく好感持てましたね。まぁ周囲の人たちはいまだキライですけど…」

 では、前任者のノック氏はどう思っていたのだろうか。

 「就任した後に秘書の方に聞いたら、血圧上がって手が真っ赤だったって言ってました。働き過ぎで体調壊されていたんですよね。マジメ過ぎるほど実直にこなされていたのはすごい。セクハラ問題がスキャンダルになったのは、時勢ですよね。肯定はできませんが、あの頃の芸人さんはみんなああいう感じしたから」

 キャラの強い2人から影響を受けた。

 「ノックさん、橋下さんはそれぞれ突出した存在でした。ノックさんの働きぶりと職員への人心掌握術。橋下さんの思ったことをグイグイ進めていく発信力。到底私にはまねできないし、かなわない。やっぱり偉大ですよ」

BOOKセレクト
注目トピック