【日本ハム】中島、11点爆勝陰で支えた!史上41人目200犠打

スポーツ報知
7回無死一塁、通算200犠打を決めた中島

◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム11―4ヤクルト(15日・札幌ドーム)

 冷静に決めた。重圧のかかる場面でも、中島にとっては普段通りのプレーだった。同点の7回無死一塁。左腕・中沢の外角スライダーの勢いを殺し、三塁線へ犠打を決めた。このバントで史上41人目の通算200犠打を達成。「しっかり一発で決められて良かった」。大型スクリーンに祝福メッセージが流れる中、記念ボードを高々と掲げた。直後に大田の決勝打が出て、中島の働きが勝利を呼び込んだ。

 プロ入り10年目での達成。2016年にはリーグ記録の62犠打を記録したが、「1軍に最初に来た時は失敗も多かった。試合で失敗して、うまくいくようになった」。1度の失敗でも非難されることもあるプレッシャーの中で、失敗を乗り越えてきたからこそ今がある。2回無死満塁では右翼線への走者一掃の三塁打を放って勝利に貢献。2日連続のお立ち台でも、「僕はバントができて当たり前の選手。勝利のために、もっと多くバントを決めたい」と冷静だった。(小島 和之)

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