【楽天】古川が4勝目!「自分らしい真っすぐ主体のピッチングが出来た」
スポーツ報知

◆楽天8―1日本ハム(25日、楽天生命パーク)
先発した楽天・古川侑利投手(22)が、6回5安打無失点と好投し、6月19日のDeNA戦(横浜)以来1か月ぶりとなる4勝目を挙げた。
初回の気持ちの切り替えが全てだった。いきなり初回に2四球などで1死満塁のピンチを迎えた右腕。打者を抑えようという意識が強すぎて、厳しいコースを狙った結果ボールが先行した。「満塁になって今更どうこう言っていられなくなった。そこは気持ちの問題だった」。腹をくくって腕を目いっぱい振って、ただ山下のミットだけをめがけてボールを投げ込み、アルシアとレアードを抑えて無失点で切り抜けると、スコアボードに0を並べ続けた。
投球フォームの修正も効果的だった。「重心が背中側にかかっていたので、前に出すことを意識した」。2回以降は三塁すら踏ませぬ好投。終わってみれば9三振も奪い「自分らしい真っすぐ主体のピッチングが出来た」と納得だった。
将来を期待される22歳。ここ数試合は苦しんでいた古川の好投に平石監督代行は「初回のピンチを乗り切って、その後もボールが先行することもあったけどよく投げてくれた」と合格点を与えた。さらに「彼の持つ能力はいいものがある。苦労を乗り越えて、さらに上に行って欲しい」と期待を込めていた。