EXILE、2020年に300万人動員プロジェクト「LDH PERFECT YEAR」

スポーツ報知
半年かけて3年ぶり復活ツアーを駆け抜けたEXILEメンバー

 人気グループ・EXILEが11日、京セラドーム大阪で88万人を動員した5大ドームツアー「STAR OF WISH」(19公演)を締めくくった。ボーカル・ATSUSHI(38)の米留学などを経ての3年ぶり復活ツアーで、この日は「Rising Sun」など36曲で4万6000人を魅了。ステージでは、2020年に自身らを含め所属事務所が総力を挙げた年間プロジェクト「LDH PERFECT YEAR」の開催が発表された。

 15人が一体となって半年間を駆け抜けてきた。3年ぶりのツアー。ATSUSHIは「完全復活させる思いでスタートさせた。かなりプレッシャーがある中、それでもみんなで力を合わせて作り上げることができた」と晴れやかな表情で完全復活をかみ締めた。

 3年前に「引退」も覚悟して一度、足を止めた。01年デビュー時は最年少だったATSUSHIは、15年ツアーでは先輩パフォーマー3人が卒業して最年長になった。当時は「何かが崩れそうだった」と振り返る。

 “弟分”と兼任メンバーも多い「オールスター集団」的存在のEXILE。引っ張る立場となった責任感に押しつぶされそうになりながら、どん底を乗り越えた。「(後輩から)アドバイスを求められたりすることも増えて、先輩としての自覚が生まれた。今になって、やっと」。3年前には見ることができなかった次のステップを目の前に浮かべた。

 アンコール直前、6年ぶりの一大プロジェクト開催が発表された。08年にEXILE単体、14年に「EXILE TRIBE」として開催した「PERFECT YEAR」。3度目となる来年の詳細は今後発表されるが、「LDH―」総勢100人以上が年間を通じ、ツアーなどを開催。プロジェクトは総動員300万人を見込むという。昨年、プロ野球12球団最多の300万2347人だった巨人の主催観客動員に匹敵する規模で、ATSUSHIも全力を注ぐ覚悟だ。

 ATSUSHIは6年前、ソロとしてプロジェクトに参加した。過去2度の経験から「そこを節目に次のステージに行くイメージがある。グループとしても大きくなってきた感じ。来年も(1年間の活動が)パーフェクトと言えるために最善を尽くす」と力を込めた。

 「PERFECT―」が終わった21年には、今度はEXILEのデビュー20周年を迎える。「20年、21年とEXILEとして華やかな年にできれば。僕らも楽しみ」。今は貪欲に自身、そして自ら先頭に立つグループの進化を求めている。

 ◆過去2度のPERFECT YEAR

 ▼08年「EXILE PERFECT YEAR」 初の5大ドームツアー開催、雑誌「月刊EXILE」創刊などの5プロジェクトを展開。イベント総動員40万人。

 ▼14年「EXILE TRIBE PERFECT YEAR」 ―TRIBEツアーほか、三代目JSB、ATSUSHIソロのツアー開催、居酒屋えぐざいる、劇団EXILE公演など14プロジェクトを展開。総動員118・5万人。

 ◆主なLDH所属アーティスト

 EXILE
 三代目J SOUL BROTHERS
 GENERATIONS
 THE RAMPAGE
 FANTASTICS
 BALLISTIK BOYZ
 E.G.family
 (E―girlsらガールズプロジェクト)
 劇団EXILE
 PKCZ(R)
 m―flo
 HONEST BOYZ(R)
 DEEP
 DOBERMAN INFINITY
 Crystal Kay
 JAY’ED
 Leola

芸能

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