【中日】浅尾、ラス投は29日阪神戦 巨人戦3失点で決断…引退会見全文(1)

2018年9月26日18時24分  スポーツ報知
  • 清々しい表情で引退会見を行った中日・浅尾

 今季限りでの引退を決断した中日・浅尾拓也投手(33)が26日、ナゴヤドームで会見を行った。ユニホーム姿で終始笑顔。人柄がにじみ出る誠実な言葉を紡いで「悔いはホントにないです」と完全燃焼を強調した。引退登板は29日の阪神戦(ナゴヤドーム)で行うと発表した。以下は会見の全文。

 「引退をさせていただくということで、こういう場を設けていただいて感謝しております」

 ―引退を決めたのはいつか。

 「ここ3、4年ずっと悩みながら現役を続けてきた。去年、契約更改させていただいたときも『今年ダメだったら(引退しよう)』と常に思っていた。1軍に上がったときも『これでダメだったら』という思いがずっと頭にあって、一試合一試合、最後のつもりでやりました」

 ―ユニホームを脱ごうと思った場面は。

 「1軍でプレーしているときは(既に)辞めると決めていたわけではない。自分の中であきらめたくなかった。先のことを考えずにプレーしてきたつもり。でも最後の巨人戦(16日、東京ドーム)で3点を取られたとき、『これくらいなのかな』と自分の中で(限界だと)思いました」

 ―進退について森監督と話をしたのか。

 「(19日に)登録抹消(される)と聞きまして、森さんの方から『来年に向けてしっかり頑張れ』と言ってもらいました。でも、(低迷は)ここ1、2年の話ではない。『引退させていただきたい』と話をしました」

 ―決断に悔いはないのか。

 「悔いはホントにないです」

 ―12年間のプロ生活。

 「中日ドラゴンズさんに入らせていただき、いろんな先輩方にご指導いただいた。同期、同級生、応援したくなる後輩とも出会えたことが幸せ。いい時も悪い時も見てくれたドラゴンズファンの方に感謝しています」

 ―印象に残る試合は。

 「一番、というのはないんですが、もちろん初登板も心に残っていますし、初勝利も鮮明に残っている。開幕投手もやらせてもらい、胴上げ投手にもなった。幸せな野球人生を最初は過ごせたと思います」

 ―つらかった思い出は。

 「やっぱり、投げられない時期が一番悔しかった。でも、ここ2年間は一度もけがをせず、1軍と2軍で1年間を通して野球ができた。結果の出る出ないは別にして(それは良かったが)、投げられないのは悔しいと思いましたし、つらかったです」

 ―2016年は1軍で1試合も登板できなかった。

 「いつかは(引退する)と常に思っていた。ここ3、4年は『今年で終わってもいい』というくらい、悔いのない野球人生にしようと思っていた。でも翌年の契約をしてくれるというときは『また頑張ろう』と思った。数年先を見てやっていた訳じゃないが、ちゃんと取り組んでいたと思います」

 ―一番思い入れの大きいタイトルは。

 「個人の記録は自分の中でそんなに…。うれしいんですが、それよりチームが優勝して、2連覇して、ビールかけができたのがホント楽しかった。もう一回、その楽しさをみんなで味わってほしいと、今後も思い続けると思う」

 ―ここ数年、チームは低迷している。

 「今年、1軍に1か月近くいて、大差の負け試合、点差が離れているところで登板してきた。その中で、正直、自分がいることでチャンスが減っている選手もいる。『自分じゃなきゃいけないのかな』と思うところもあった。やっぱり最後は(チームが)いい場所(順位)で終わりたかった。今後強くなることを願って辞めようと思います」

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