一流の思いに生で触れる

大阪本社編集局レース部 水納愛美

仕事のだいご味、やりがい

水納愛美

 一番の魅力は、一流の人の思いに生で触れられることです。競馬界のトップといえば武豊騎手。レース部に配属されて3か月の頃に初めて取材し、今もお世話になっています。
 

 特に忘れられないのは、22年日本ダービーに向けたインタビュー。歴代トップのダービー5勝を挙げているにもかかわらず、「勝ちたい」「今一番欲しいものは6勝目」と、ストレートに気持ちを表現したことに心を打たれました。その熱意も決め手に、武豊騎手騎乗のドウデュースに本命を打ち、見事勝利したことも含めて最高の思い出です。
 

 22年12月の「武豊騎手、53歳でスマホデビュー」という記事も印象に残っています。本来は香港遠征への意気込みを聞く取材でしたが、雑談中に「スマホ買ってん」とぽつり。これは面白いかも!と原稿に書いたらツイッターでトレンド入りしたようで、さすがに驚きました。真面目な取材はもちろん、軽いおしゃべりの中にもネタは転がっていると再確認。初対面だとスマホの話題にはならなかったでしょうし、日々の人間関係作りがそのまま生きる仕事だと実感しました

報知新聞はこんな会社です

 若手にもチャンスをくれる会社です。22年10月、念願だった凱旋門賞取材でフランスに行くことができました。「世界最高峰のレースを生で見たい」。その思いを先輩に伝えると、反対するどころか背中を押してくれました。競馬記者2年目でこのような貴重な経験ができるとは思っていませんでしたし、感謝しています。 
 

 一方、その若手がまだ少ないのは課題の一つです。実際、今の大阪レース部には同年代の社員がいません。新聞社が転換期にある今、若い社員のアイデアが生きる機会は多いはずです。もっと同年代で協力できれば、よりよいものが作れるのではないかとも考えています。

キャリア

社会学部メディア学科卒
2021年4月:入社
2021年10月:大阪本社編集局レース部 競馬担当
 

受験生へのメッセージ

 スポーツ新聞社に少しでも興味がある方は、ぜひ受けてほしいです。想像以上に多くの職種があるので、皆さんの個性を発揮できる場所が必ずあります。もちろん、未知の分野に出会えるのも魅力の一つ。私自身、競馬の「け」の字も知らない状態で担当になりましたが、今は馬券を買ったり、推し馬のぬいぐるみを部屋に飾ったり…。着々とハマっています。
 

 就職活動中は自信をなくしたり、自分を見失ったりすることがあると思います。そんなときこそ就活を一旦忘れて、思いっ切り好きなことに没頭してください。皆さんが素敵な仕事、会社に出会えるよう、応援しています!

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