人の可能性は無限大

編集局地方部北海道支局 堀内啓太

仕事のだいご味、やりがい

 幼少期や学生時代まで画面越しに見ていた人、直接話せるなんて想像すらしていなかった選手たちに、仕事を通じて会うことができます。気になったことを質問すれば、目を見て答えていただけます。キレイごとだと思っていた「人の可能性は無限大」という言葉。記者になった今、本気で信じられるようになりました。自分の想像力なんてたいしたことない。そんなものは余裕で超えていきます。あの人を取材できるかも―。数年前だったら鼻で笑っていたことを、今は大まじめに受け止められる。この仕事を選び、実際に経験したからこそ、自分は何者にでもなれると気付けました。日々、人生が前に進み、広がっていく感覚があります。
 

 支局ならではのだいご味もあります。記者とカメラの二刀流です。北海道、東北、静岡の各支局は専属カメラマンがいない分、記者が自らカメラを持ち歩き、躍動感あふれるプレーや喜怒哀楽全開の表情を撮影します。「カメラ・堀内 啓太」と添えられた写真が自ら書いた原稿とセットで、紙面やウェブを彩る。読者からの写真注文や絶賛コメントが寄せられた時の喜びは格別です。心に残る原稿も書けて、最高の写真も撮れる―。北の大地でそんな記者を目指している途中です。

堀内啓太

報知新聞はこんな会社です

 あたたかさを感じます。入社から半年いた東京本社では、2、3年目の方からベテランの方々まで、いつも顔を合わせると声をかけてくれました。北海道転任後も出張で全国各地へ行く機会が多くありますが、気持ちの良いあいさつを怠らなければ、初対面でも報知の後輩というだけでかわいがってもらえる印象があります。もっとこうしたい、こう書きたい、ここがわからない。これまで先輩や上司に質問をして、嫌な顔をされたことは一度もありません。自分の仕事がとっくに片付いていても、後輩のために最後まで一緒に球場に残ってくれたり、1時間以上電話でアドバイスをしてくれたりと、1年目の頃から様々な現場で多くの先輩方に助けてもらいました。
 

 「報知はやりたいことを実現できる会社」。就職活動をしていた頃から、今なお、耳にする言葉です。学生の皆さんと同じように私もそれを信じています。

キャリア

経営学部経営学科卒
2021年4月:入社、編集局
同年10月 編集局地方部配属
2022年1月:北海道支局転任
2024年1月:日本ハム担当
 

受験生へのメッセージ

 悔いを残すぐらいなら、勇気を出して飛び込んでみる。これに尽きると思います。業界的にも斜陽産業と言われ「なんでこの時代に…」と周囲から心配されることもあります。実際私もそうでした。ただ、他人は結局、人生の責任は取ってくれない。正直、よく決断できたな、攻めの就活だったなと自分に対して思う時もありますが、違う道に進んで「やってみたかった」と後悔している姿を想像するほうがよっぽど怖いです。就職活動は悩みまくっていいですし、決定までの過程ではどれだけ自分を疑ってもいいと思います。それでも最後の最後は、本当の思いを大事にしてください。どんな時に心が動き、熱くなり、夢中になれるのか。働き始めると「しんどい」と思う時が必ず来ます。でもそれは友達も、先輩も、自分の親だって同じです。どんな仕事だろうと、どうせ疲れて、落ち込みます。それなら楽しいを追求したほうがいい。私はそう思って企業を決めました。今、楽しいです。

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