2025年12月4日10時00分 スポーツ報知
楽天の日當直喜投手(20)が3日、出身地の東京・墨田区内のホテルで「プロ初勝利記念祝賀会」を行い、区少年野球連盟顧問で高市内閣を支える松島みどり首相補佐官や山本亨区長ら約110人が出席し、来季3年目のブレークが期待される右腕を激励した。
今季登場曲で使用したいきものがかりの「ブルーバード」が流れるなか、地元のスター候補が登壇した。2年目の今季は2軍で42試合に登板し、5勝3敗3セーブ、防御率3・59。1軍では10月3日の西武戦(ベルーナD)で2点ビハインドの9回に登板し、三者凡退に抑えた裏にチームがサヨナラ勝ちしてラッキーなプロ初勝利を手にした。
「決して1人の力ではなく、家族、仲間、応援してくださる皆様の支えがあったから」とまず感謝の言葉を口にした日當。「正直、プロの世界に入ってからいいことばかりではなく、何度も心が折れそうになった」とも。「それでも絶対に負けない、家族、周りの仲間、応援しくれる皆様に恩返しする気持ちで戦ってきた。今回の勝利はゴールではなくスタートライン。皆様に誇ってもらえるような一流な選手になっていきたい」と話し、来季での一層の飛躍を誓った。
祝賀会には約110人が参加
松島首相補佐官からは「プロ初勝利は自民党の総裁選の前日で、本当にいいことが続いた日、うれしいことが重なった。これからも勝ち続けて(出身チームの)鐘ヶ淵イーグルスの名前も楽天ンイーグルスと同じように高めてくれれば」とエール。山本区長も「墨田区の子どもたちも日当さんにようになりたいと、野球を通して成長していくんだと思っている。その見本として来年も大活躍してほしい」と熱いメッセージを送った。
乾杯の際には発声を行った藤崎こうき都議から来年の目標を尋ねられて思わず「最多勝」とする場面も。11月の契約更改後の会見では「30登板、勝ちパターンで」と目標を掲げていたが、チームの勝利のためにどのポジションでも右腕を振る意気込みを見せた。
日當(写真右から3人目)を囲んで記念撮影(同は藤崎こうき都議、同2人目は山本亨区長、左から3人目は松島みどり首相補佐官、同2人目はたきざわ正宜区議、同は小林しょう区議)