「大入り」「札止め」の大盛会!
2025年7月20日10時00分 スポーツ報知
東京・墨田区生まれで墨田区育ちの二世噺(はなし)家、三代目古今亭圓菊と林家あんこによる「第5回すみだ落語長屋」が19日に京島の旧邸稽古場で行われた。開催日は圓菊55歳の誕生日とあってファンからの花束やプレゼントで祝福される“バースデー落語会”となった。
最初はあんこが『青菜』の演目を披露
日本文化の継承・発信地として昭和中期の二軒長屋を改装したレンタルスペースでの落語会は、今年3月以来で5回目。座布団の敷かれた客席前に、小上がりのフローリングに高座を作った「すみだらくご長屋」は臨場感、没入感、ライブ感たっぷりで、30人収容の会場は早々に「大入り」「札止め」に。
あんこは林家しん平門下の二ツ目で真打間近あんこは林家しん平門下の二ツ目で真打間近
「すみだ音頭」が流れるなか登場した2人は息ぴったりの軽妙なオープニングトークで会場の笑いをつかみ、最初にあんこが『青菜』の演目を披露。南京玉すだれの実演では東京タワーと東京スカイツリーなどを作って見せ、中入り後には圓菊が『ラーメン屋』の人情噺で魅了した。
昭和中期の二軒長屋を改装したレンタルスペースでの落語会は臨場感、没入感、ライブ感たっぷり
最後はファンからサプライズの声楽とピアノによるハッピーバースデーがプレゼントされ、圓菊も「すごすぎる!」と大感激。来場者全員での記念撮影も行われた。
圓菊は『ラーメン屋』の人情噺で魅了
次回の第6回は11月8日に圓菊独演会で行われるほか、圓菊は9月13日に東京・茅場町で「一席二鶏落語会」を開催。あんこは9月1日に実父の林家時蔵と「第2回真親子会」を江東区の鈴座LisaCafeで、同13日には墨田区の本所地域プラザビッグシップで「第13回林家あんこ独演会」、12月12日にはすみだトリフォニーホールで「第3回『北斎の娘』を聴く会」などを行う。