2026年9月15日10時00分 スポーツ報知
開館10周年記念 特別展「ベスト オブ すみだ北斎美術館―隅田川両岸景色図巻と名品―」内覧会には墨田区・山本亨区長(右から2人目)、坂井ユカコ区議会議長らも出席(左から東京商工会議所墨田支部・老田勝会長、墨田区文化振興財団・澁谷哲一理事長、すみだ北斎美術館・大久保純一館長)
世界的に有名な浮世絵師・葛飾北斎の専門美術館、東京・墨田区の「すみだ北斎美術館」で15日から、開館10周年記念 特別展「ベスト オブ すみだ北斎美術館―隅田川両岸景色図巻と名品―」が開幕した。未公開から新規収蔵作品に至る名品の数々を展示。「10周年という節目で北斎専門美術館の名に恥じないレベルの記念展」(大久保純一館長)だけに国内外から注目を集めそうだ。
なかでも全長7メートルの「隅田川両岸景色図巻」は“帰ってきた幻の絵巻”として必見だ。現存する北斎作品で最長とされ、通常は高精細レプリカを常設展などで展示してきたが、今回は実際の作品が鑑賞可能。(半期巻き替え・通期)。明治期に海外に流出した名品が北斎の故郷であるすみだで展示されるのは希少で、極めて貴重な機会となる。
学芸担当による各視点で厳選した「推し」の作品がコメントとともに披露される。他での所蔵が知られていない柱絵や“向岳北斎”という珍しい落款の作品も展示。肉筆画、錦絵、摺物から版本まで約200点を公開し、来館者がお気に入り作品に投票できる企画も行われる。
11月22日に迎える開館10周年の関連イベントも続々と控える。「追い続ける、“北斎”のその奥へ。」とする記念シンポジウム「~北斎研究の過去・現在・未来~」を同館近くの国際ファッションセンター内のホールで10月10日(土)に開催され、あべのハルカス美術館・大和文華館の浅野秀剛館長と法政大学・小林ふみ子教授、太田記念美術館・日野原健司主席学芸員の研究発表とパネルディスカッションが行われる。
その他のイベントや詳細は公式HPで確認できる。「開館10周年記念 特別展」の会期は11月23日(月・祝)まで。休館日は月曜日。ただし、9月21日、10月12日、11月23日は開館で、9月24日(火)と10月13日は休館。10月20日(火)の特別展は休室。開館時間はいずれも9時30分~17時30分(入館は17時まで)。
葛飾北斎「隅田川両岸景色図巻」(部分)(半期巻き替え・通期)すみだ北斎美術館蔵