3人組ムード歌謡コーラスグループ「純烈」後上翔太さん インタビュー 
 「すみだは純烈のパワースポット!」「墨田区コンサートで恩返しを」

2026年5月16日12時00分 スポーツ報知

 3人組ムード歌謡コーラスグループ「純烈」の後上翔太さん(39)は熱烈な巨人ファンで知られ、連載を持つ「月刊ジャイアンツ」の取材などで報知新聞社のある墨田区を頻繁に訪れている。電車を乗り継いでふらり、JR両国駅に降り立ち、思うのは「ここ、すみだのまちは純烈にとってのパワースポット」。売れなかった時代の曳舟文化センターでのライブ、メンバーの不祥事で謝罪会見を行った両国…。いずれもそこから人気と知名度が上がった。いわばすみだのまちは“成功への橋”が架かる場所。だからこそ恩返しで「今年は墨田区でコンサートを」と色紙にメッセージをしたためた。
   (聞き手・文=佐々木 良機)

 

すみだの思い出を語る純烈・後上翔太さん(東京・芝浦の日本クラウン本社で=カメラ・関口 俊明) すみだの思い出を語る純烈・後上翔太さん(東京・芝浦の日本クラウン本社で=カメラ・関口 俊明)

■下町の優しさ

 ―墨田区には電車で。

 「そうなんですよ、運転免許を持っていないので。両国には以前だと国技館での仕事と、あと高校の部活の試合で安田学園に行った記憶はあるんです」

 ―阿部監督の母校に。

 「バスケ部だったんですけど、G党からしたらピッと背筋が伸びる学校です」

 ―両国の他には。

 「純烈がデビューした2010年の翌年ぐらいですかね。絶対に埋まらないけど一世一代の大勝負で大きいホールでコンサートしようみたいな流れになって、初めてやった場所が曳舟文化センターだったんです」

 ―なんと!

 「キャパは582人。当時の純烈は100%埋まらなかったので、曳舟の街でビラ配り、それこそイトーヨーカドーの前で配って、信号を渡って配ろうとして足元を見たら捨ててあるみたいな(苦笑)。今はありがたいことにその規模ならすぐ埋まるようになりましたけど、デビュー翌年とかは1ミリも埋まらない感じでした」

 ―で、結局その時は。

 「150人とか200人ぐらいは来てくれたかな。その時も純烈名物のステージを降りて客席に握手して回る『ラウンド』をやりましたけど、余るんですよ、時間が。じゃあもう1回、握手しとく?みたいな。ごめんねって言いながら、お客様に握手をしていただく切ない感じ。その後、また曳舟でやりましたけど、その時は埋めていただいて本当にありがたかったです」

 ―今は人気も知名度も。電車に後上さんが乗っていたら驚く。

 「めがねをかけて変装とかあまりしないけど、声はかけられないですよ。特に、東京は。写真を撮られているとかはありますけど。マダムもちょっと会釈とか、小さい声でこそっと『みてますよ』みたいな。ただ、すみだとか下町のマダムは『あら、やだ』って言う前からもう手を出して触りにきているのが、マダムあるある。ヤダーッて、イヤじゃないじゃん、みたいな(笑)。嫌な感じがないのは、下町の持つ優しさ、温かさ、人情の厚さなのかな。写真を撮られても『ブレずにちゃんと撮れている? 大丈夫?』『どっから出てきたの、その色紙!』とか言いたくなるような。そういうところはありますよね」

 ―墨田区は東京マラソンのコースの一部。25年にフル初挑戦で走って4時間47分49秒で完走。

 「墨田区に入ると直線コースになって走りやすいんですけれど、入った直後、両足がつって。沿道のファンがロキソニンをくれたおかげで最後まで走れた。感謝です」

 ―マラソンコースだけじゃなくて、デートコースにもいい。

 「確かに。スカイツリーにまだ行っていないんですよ。ソラマチにある回転寿しのトリトン、行きたいんです。純烈が北海道に行くと絶対に行くんですが、ネタが大きくて新鮮で、東京はあそこしかない。妻と行きます。…あっ!」

 ―ん?

 「思い出した、思い出した! 墨田区はパワースポットなんだ。純烈にメンバーのスキャンダルがあって、残る4人で1時間半以上の謝罪会見をしたの、両国です」

 ―えっ。

 「明治座の稽古期間中で、終わる時間を考えて10分で移動してできる場所はそこしかなくて。あれでやっぱり、いろんな人に純烈を知ってもらえて『頑張れ、お前ら』って言ってもらえるようになった。リーダーはだから、あれから『代表曲はないけど、代表作は謝罪会見』と(苦笑)。地方のおばあちゃんなんか、天然なのか分からないですけど『最近は会見しないの?』って。しないだろ、そんなしたかないだろって(笑い)」

 ―すみだとは縁がある。

 「最近は墨田区でコンサートしていないし、国技館で単独ライブもやったことないので。銭湯も頑張っているみたいですし、ぜひ恩返しでやりたいですね」

 ―すみだのみなさんにメッセージを色紙で。「巨人最高」「トリトン行くぞ」「謝罪会見、再び」でも。

 「いやいやいや、謝罪の必要がない人生がいいですよ(笑い)」


 ◆後上 翔太(ごがみ・しょうた)1986年10月23日、東京都生まれ。39歳。3人組ムード歌謡コーラスグループ「純烈」の最年少メンバー。2007年、東京理科大在学中に6人編成メンバーに加わり活動開始、10年にメジャーデビュー。現在のメンバーはリーダーの酒井一圭と白川裕二郎。21年9月劇場公開の純烈主演の特撮映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」での主役ほか、舞台やテレビなど多数出演。24年11月25日に初の日本武道館ライブを開催。NHK紅白歌合戦に8年連続出場中。24年12月2日に元AKB・横山由依との結婚を発表。月刊ジャイアンツ(報知新聞社刊)で「湯ったり(温泉)しょうたいむ」連載中。
 
 
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純烈にとってすみだのまちは“成功への橋”が架かる場所だ(左からリーダー・酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太) 純烈にとってすみだのまちは“成功への橋”が架かる場所だ(左からリーダー・酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太)

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