2026年9月29日15時20分 スポーツ報知
多賀健太郎さんは「すみだストリートジャズフェスティバル」(すみだジャズ)3代目実行委員長と「すみだ五彩の芸術祭」地域コーディネーターを兼任する
すみだストリートジャズフェスティバル(すみだジャズ)の3代目実行委員長と、今年初開催「すみだ五彩の芸術祭」の地域コーディネーターを兼任する多賀健太郎さん(45)に、イベントの歩みと課題、地域への熱い思いを聞いた。(聞き手・構成=佐々木 良機)
■手作りのポリシー
2010年に始まった「すみだジャズ」は全会場入場無料の「下町の音楽祭」です。私は24年から実行委員長を務めていますが、初代が抱いた「敷居の高いジャズのアンチテーゼとして、子供連れでもおじいちゃんおばあちゃんでも本格的な音楽を楽しめる場を」の思いが根底にあります。
その思いは公式HPでも読んでいただきたいのですが、公的な助成金や税金に頼らず、協賛金やグッズ売上のみで運営する手作りのポリシーを、誇りを持って守り続けてきました。コロナの影響でピーク時の19年に46あった会場数が現在は27に減少し、予算規模も縮小。一方で出演応募数は過去最多1018組と増えていますが、マンパワー不足から応えきれておらず、会場数を戻すことは課題です。
それでも今年は大きな前進と目玉があります。コロナ以降の熱中症対策で連携が難航していた「すみだトリフォニーホール大ホール」が会場として7年ぶりに復活。大御所・つのだ☆ひろさん=写真下=らの豪華な演奏を2000人規模のフリー空間で堪能することができます。3年ぶりの武田真治さん、長江健次さんも初出演します。
今年は「すみだ五彩の芸術祭」との連携企画です。この芸術祭は「福祉」や「ケア」「地域の歴史」といった社会的テーマをアートで街中に落とし込んでいます。音楽が街にあふれる「すみジャズ」のコンセプトと身近な場所にアートを展開する「すみだ五彩の芸術祭」は深く共鳴しています。
墨田区は88年に音楽の持つ力をまちづくりに生かしていこうと「音楽都市構想」を発表しました。私自身、「すみだジャズ」と関わって人生が大きく変わりました。これまでは区外の音楽ファンの参加が中心でしたが、地元の商店街や企業、区民の皆さんとの関わりをより深め、さらに「すみだ色」の強いお祭りに育てていくことが目標です。街の魅力を五感で再発見できる2つの祭典へ、ぜひ足を運んでみてください。
◆多賀 健太郎(たが・けんたろう) 1981年生まれ。2011年から墨田区在住。19年に墨田区で起業。タグ・エー合同会社代表。すみだストリートジャズフェスティバル実行委員長、墨田区商店街振興組合連合会企画担当など、音楽・観光・地域振興の分野で幅広く活動。地域資源の魅力を発信する「アット・ジ・アース プロジェクト」主宰。江東区のレインボータウンFM「東京ミッドナイト@『The show case』」(第2、5木曜、22時~22時30分)に出演中。
■はしご酒も楽しめる
〇…すみだジャズと同時開催イベントとして、錦糸公園ふれあい広場では選りすぐりのクラフトビールがワンコインで飲めて、ジビエ料理などの各種フードが楽しめる祭典「すみだワンコインオクトーバーフェスト・すみだジビエフェスティバル」が行われる。音楽を聴きながらのはしご酒は最高。出展ビールや料理はHPで要チェック!
今年は7年ぶりにつのだ☆ひろさんが出演する