2026年5月16日11時00分 スポーツ報知
墨田区「隅田川に架かる橋」特集マップ
隅田川に架かる橋、それぞれに「顔」があってドラマもあって、歴史を知るのも面白い。実際に足を運んでお散歩してみて、欄干を見ながらゆっくりのんびり渡ってみると新たな発見があるかも。夕暮れ時からのライトアップで最高の1枚を撮るコツも探ってみた。
(写真・文/網野 大一郎)
隅田川は墨田区を象徴するような河川として地元に根付いている。水運で発展してきた街にとって橋は人々の往来を結ぶ重要な存在。地域の人々に古くから親しまれてきた。その昔は「大川」と呼ばれ、橋が架かる以前は渡し舟が移動の手段だった。
場所が特定できる最も古い橋は荒川区の千住大橋とされている。その次が両国橋で、架橋されたのは一般に1661年とされ、明暦の大火の後に川の東側地域(現在の本所・深川)を開発し、江戸の中心地と結ぶために架橋されたという。明治時代以降に近代建築が導入されると、吾妻橋は隅田川初の「鉄橋」として近代化の象徴となった。
その後、関東大震災の復興事業として蔵前橋、駒形橋、言問橋などが架けられ、国道6号線・京葉道路とつながり、茨城・千葉方面と東京の中心地を結ぶ重要な役割を果たしてきた。
隅田川に架かる橋は訪れる人にとって絶好のスポット。浅草近辺は観光客も多く、水上バスが頻繁に橋の下を通るなど常に、にぎわいを見せている。その北側には隅田公園が川の両側に広がりウォーキング・ランニングをする人とすれ違う。
川沿いの遊歩道から見上げる橋はそれぞれのデザインに特徴があり、その歴史を知ると「納得」する部分が多くある。また、夜になるとライトアップされて、別の“顔”を見ることができるのも、橋の魅力の一つだ。
【協力】墨田区、すみだ郷土文化資料館
◆水神大橋 ~ 1988年と比較的新しい 斜めに張ったケーブルが特徴
※橋の名前をクリックすると詳しい内容が読めます
アーチと橋桁をケーブルでつなぐ水神大橋
水神大橋の北側は隅田川が大きく湾曲している
◆白鬚橋 ~ 骨太なシルエット この場所では「船橋」の伝説も
※橋の名前をクリックすると詳しい内容が読めます
骨太な印象の白鬚橋
白鬚橋の真ん中で墨田区と台東区の「区界」が引かれている
◆桜橋 ~ 印象的なX字の形状で隅田川唯一の歩行者専用 日米の「桜交流」も残る
※橋の名前をクリックすると詳しい内容が読めます
印象的なX字形 桜橋の上を人々が往来する
墨田区と台東区の“友好のシンボル”としてモニュメントが橋の中にある
◆言問橋 ~ 在原業平が詠んだ句が橋の名の由来 開放感のあるデザインは景観に配慮
※橋の名前をクリックすると詳しい内容が読めます
橋桁の上は真っ平な言問橋
台東区側から端を渡ると東京スカイツリーの姿が飛び込んでくる
◆吾妻橋 ~浅草寺に最も近い 東側にある金色の炎は橋と一体でランドマークに
※橋の名前をクリックすると詳しい内容が読めます
朱色に塗られた吾妻橋
吾妻橋と金色の炎は外国人も多く訪れるランドマーク
◆駒形橋 ~ 水色のアーチが目をひく駒形橋 読み方は「コマガタ」それとも「コマカタ」?
※橋の名前をクリックすると詳しい内容が読めます
水色のアーチが印象的な駒形橋
駒形橋の親柱も水色で統一
◆厩橋 ~ 各所に「馬」に関するオブジェ 架橋当時は木製だった…
※橋の名前をクリックすると詳しい内容が読めます
厩橋・全景
厩橋に施された「馬」のオブジェ
◆蔵前橋 ~ 稲穂を連想させる黄色い塗装 橋には力士のレリーフも
※橋の名前をクリックすると詳しい内容が読めます
蔵前橋・全景
蔵前橋に施されている力士のレリーフ
◆両国橋 ~ 「武蔵の国」と「下総の国」を結ぶために架橋
※橋の名前をクリックすると詳しい内容が読めます
両国橋・全景
両国橋の丸い欄干は「花火玉」をかたどったものとも言われている