【2009年】特別賞 原辰徳

原監督は、WBCからアジアNO1まで4冠を果たし、特別賞を受賞した 原監督は、WBCからアジアNO1まで4冠を果たし、特別賞を受賞した
 若武者よ、遼を超えろ―。特別賞を受賞した巨人・原監督は、教え子でもある坂本と松本に「勇人も、松本も(石川に)負けるなよ!」と、ゲキを飛ばした。プロのアスリートはファンを魅了することが大切だと常々、口にしてきた。はつらつとしたプレーで日本中に感動と元気を与えた石川は、まさにプロ中のプロ。感銘を受けた指揮官は、巨人の「1、2番コンビ」に石川以上にファンを魅了することを熱望した。

 7日に秋田入りして湯沢市の病院などを訪問。一夜明けてたこの日も精力的だった。朝から秋田市立総合病院、桜丘会特別養護老人ホームを訪れて市民を激励。空路で帰京して「ニッポン放送ショウアップナイター」のイベントに出席後、この表彰式に駆けつけた。多忙なオフを過ごしながらも「2010年は、原点に帰ってしっかり戦いたい」と気持ちはすでに日本一連覇へと向かっている。

 ◆原辰徳(はら・たつのり) 1958年7月22日、福岡県大牟田市生まれ。49歳。東海大相模高では父・貢監督のもと、74年から3年連続で夏の甲子園出場。75年センバツでは準優勝。東海大では首都大学リーグ3冠王を2度獲得。80年ドラフト1位で巨人入団。81年に新人王、83年は103打点で打点王とMVP。巨人では通算1066試合で4番を務めた。95年に現役引退。通算1697試合で1675安打、382本塁打、1093打点、打率2割7分9厘。99年に野手総合コーチとして巨人復帰。ヘッドコーチを経て、02年に監督就任。1年目にリーグ制覇、西武との日本シリーズは4連勝で日本一に。翌03年オフ、チームが3位に後退した責任を取って退任。181センチ、86キロ。右投右打。

◆2009年プロスポーツ大賞受賞者

部門 受賞者 所属 年齢 受賞回数
野球(セ・リーグ) 坂本勇人 巨人 20
野球(パ・リーグ) 鉄平 楽天 26
男子ゴルフ 石川遼 パナソニック 18
女子ゴルフ 宮里藍 サントリー 24 2
ボクシング 西岡利晃 帝拳 33
特別賞 原辰徳 巨人 51
フレッシュ賞 松本哲也 巨人 25

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