【2016年】野球(パ・リーグ) 大谷翔平

2年ぶり2回目の受賞となった大谷 2年ぶり2回目の受賞となった大谷
 報知新聞社制定「2016報知プロスポーツ大賞」の受賞者が14日、決定し、日本ハムの大谷翔平投手(22)らが栄冠に輝いた。今季は記録によるタイトル獲得はならなかったものの、パ・リーグMVP、史上初となるパ・リーグ投手、DHの「ダブルベストナイン」に続き、新たな勲章が加わった。来年3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向け、「世界一を取れるように頑張りたい」と決意を新たにした。

 2年ぶりの吉報はチームの優勝旅行先、米ハワイに届いた。大谷は報知プロスポーツ大賞を受賞し、表情を緩めて言葉をつないだ。

 「数多くの素晴らしい選手の中から自分を選んでいただいて、光栄に思っています。MVPもそうですけど、この賞もチームが日本一になれたおかげかなと。ファンの方々の期待以上の活躍ができるように頑張ります」

 4年目の今季は投手で日本最速165キロを投げ、10勝4敗、防御率1・86。打撃では打率3割2分2厘、104安打、22本塁打、67打点とキャリアハイを更新した。自身初の日本一へ“満点”の働きに見えるが、自己採点は「60点」と厳しかった。

 「最高の形で終われましたが、もっとやらないといけないことがある。投手ではシーズン序盤で勝てず、夏場に投げられない期間があった。期待してもらった中で働きをできていなかった」

 2月の春季キャンプ中、栗山監督へ宛てた手紙には「日本一」「20勝」「20本塁打」と公約を掲げたが、勝ち星(10勝)だけは公約を果たせなかった。

 「今年の経験は必ず生きてくると思います。これを来年以降にどう成長へつなげるか。自分を伸ばすには、そこしかない」

 来季への戦いは、もう始まっている。2大会ぶりの世界一がかかった3月のWBCでは二刀流でのフル回転が期待される。さらなる進化へ、12月中にはレンジャーズ・ダルビッシュ、阪神・藤浪らと“合同トレ”を行う予定だ。

 「このオフは本当に時間がない。3月に試合があるのは初めて。どうなるか自分でも分からないが、3月にベストに持っていけるようにしたい」

 最大の目標は「世界一の野球選手」。21日に都内のホテルで行われる報知プロスポーツ大賞の表彰式では他競技の一流選手と対面する。世界で勝つ思考法やトレーニング法などを貪欲に吸収するつもりだ。

 「いろんなアスリートの方々とお会いするのが楽しみです。責任と自覚を持って、これからも頑張っていきたい」

 日本球界の常識を覆してきた22歳。来オフにもポスティングでのメジャー挑戦となる。2017年は世界を席巻する。

 ◆大谷翔平(おおたに・しょうへい) 1994年7月5日、岩手・水沢市(現奥州市)生まれ。22歳。花巻東高で2年夏、3年春に甲子園出場。3年夏の県大会準決勝で高校生初の160キロを計測も決勝で敗退。2012年ドラフト1位で日本ハムに入団した。15年に最多勝、最優秀防御率、最高勝率の3冠に輝き、今季はMVPを獲得。193センチ、92キロ。右投左打。独身。来季年俸2億7000万円。

◆2016年プロスポーツ大賞受賞者

部門 受賞者 所属 年齢 受賞回数
野球(セ・リーグ) 新井貴浩 広島 39
野球(パ・リーグ) 大谷翔平 日本ハム 22 2
男子ゴルフ 谷原秀人 国際スポーツ振興協会 38
ボクシング 山中慎介 帝拳 34 5
Jリーグ 西川周作 浦和 30
特別賞 伊調馨 ALSOK 32
特別賞 上地結衣 エイベックス 22
フレッシュ賞 松森彩夏 スターツ 22

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