【2007年】野球(セ・リーグ) 阿部慎之助

報知プロスポーツ大賞の特別功労賞を受賞したダイエー・王監督(左)と巨人・長嶋監督 報知プロスポーツ大賞の特別功労賞を受賞したダイエー・王監督(左)と巨人・長嶋監督
 報知プロスポーツ大賞を受賞した巨人・阿部慎之助捕手(28)が19日、自身初となるタイトルの奪取を宣言した。今季は打点王と本塁打王を視界にとらえながら、ライバルに譲った。来季はチームの連覇に貢献するため「いけるタイトルは狙っていきたい」とキングに目標を定めた。また、WBC世界フライ級王座・内藤大助(33)は横綱・白鵬(22)の所属する宮城野部屋に出げいこし、V2に備えることを宣言した。

◆本塁打も打点も「今年1年で自信」無冠返上でV2貢献

 プロスポーツ界の豪華な顔ぶれに奮い立った。表彰式の後、阿部の目つきが鋭くなった。「今年一年で自信がついた。打点は終盤まで争えたわけだし、来季いけそうなタイトルはしっかりと狙っていきたい」力強く、無冠返上を宣言した。

 今季は自身最多となる140試合に出場。打点は初の3ケタとなる101を残した。最後は122打点のラミレス(前ヤクルト)にタイトルを譲ったが、9月11日まではトップを走った。33本塁打は自身最多タイ。本塁打王の横浜・村田に3本差で終わった。ともにタイトル奪取には失敗したが、自信は得た。

 壇上に用意されたイスの左隣にはパ・リーグの2冠王、山崎武が座った。プロ野球史上初となる21年目での40本、100打点以上をマーク。「僕の生きがいは(交流戦で)巨人と中日を倒すこと」と挑発され、阿部は「どうやって抑えるか、しっかりと考えたい」と対抗。ベテランに大いに刺激を受けた。

 「プロに入って、一番長いシーズンだった。本当に疲れました」つい本音も飛び出した。シーズン終了後、日本代表として北京五輪アジア最終予選に出場し、オフが例年よりも約1か月、遅れた。5年ぶりのV奪回と五輪出場決定の充実感で、たまった疲労をくるんでいる。

 インタビューの最後は「(昨年12月に)結婚して、いいプレッシャーができた。それに打ち勝つことができた」と締めくくった。タイトルを取ることで、V2は現実味を帯びる。慎之助の目にはキングの座しか映っていない。

 ◆阿部慎之助(あべ・しんのすけ) 1979年3月20日、千葉県生まれ。28歳。安田学園から中大を経て00年にドラフト1位で巨人入り。179センチ、91キロ。右投左打。家族は悠夫人。今季年俸は1億4000万円。

◆2007年プロスポーツ大賞受賞者

部門 受賞者 所属 年齢 受賞回数
野球(セ・リーグ) 阿部慎之助 巨人 29 初
野球(パ・リーグ) 山崎武司 楽天 39 初
男子ゴルフ 谷口徹 フリー 39 3年ぶり2度目
女子ゴルフ 上田桃子 加賀電子 21 初
大相撲 白鵬翔 宮城野部屋 22 初
ボクシング 内藤大助 宮田ジム 33 初
Jリーグ 田中マルクス闘莉王 浦和 26 初

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