【2007年】男子ゴルフ 谷口徹
表彰式でトロフィーを手に笑顔の上田と谷口徹（左）
桃子が応援に訪れるマスターズに向け、谷口も万全の準備を整える。これまで米遠征は３週間が最長だったが、来季は３週前のＣＡ選手権からマスターズまで１か月間、米国に滞在。「耐えられるかなと思うけど頑張りますよ」と力を込めた。
１７日発表の世界ランクで日本人最上位の２７位にランクインし、近日中に招待状が届く。これまで２度出場したが０２、０３年とも予選落ち。２月の第１次渡米を含め米ツアーで４試合をこなし雪辱を期す。桃子が米開幕２連戦で帯同を熱望していた専属キャディーの清水重憲さん（３３）も“貸し出す”懐の広さを見せた。
報知プロスポーツ大賞は０４年以来２度目の受賞だが、前回は大会直前のため表彰式は欠席していた。この日も自宅の引っ越しと重なったが、亜紀夫人から「行ってらっしゃい」と快く送り出され、大阪から日帰りで駆けつけた。「今回は出席できてよかった。新しい家に帰ってカギがなかったら離婚ですねえ」とジョークで会場の笑いを誘った賞金王が、桃子に手本を見せる。
◆谷口徹（たにぐち・とおる） １９６８年２月１０日、奈良・橿原市生まれ。３９歳。１３歳からゴルフを始め、ＰＬ学園―同大を経て９２年にプロ入り。９８年の三菱ギャランで初優勝するなど通算１４勝を誇る。今季は日本オープンなど３勝を挙げ、２００２年以来５年ぶり２度目の賞金王に輝いた。家族は妻と１女。１６９センチ、７２キロ。