【2018年】フレッシュ賞 岡本和真

8月25日の阪神戦、24号2ランを放った岡本 8月25日の阪神戦、24号2ランを放った岡本
 報知新聞社制定「2018報知プロスポーツ大賞」の受賞者が17日、決定し、巨人の岡本和真内野手(22)が「フレッシュ賞」を受賞した。

 吉報を耳にすると、頬を緩めた。フレッシュ賞を受賞した巨人の第89代4番の岡本は、「素直にうれしいです。去年の自分では想像できなかったことですし、想像してもいなかったです。大変光栄に思います」と、笑みを浮かべた。

 初めて4番に座った6月2日のオリックス戦(京セラD)で自身初の2ケタ本塁打となる10号ソロを放った。その後はシーズン通して4番に君臨。シーズン最終戦の10月9日・阪神戦(甲子園)で2アーチ、計3打点を記録し、史上最年少22歳で「打率3割・30本塁打・100打点」を達成。今季は3割9厘、33本塁打、100打点だった。過去3年との違いについて、「毎日試合があるのでそこにおける切り替えはできるようになりました」とうなずいた。

 11月には侍ジャパンにも初選出。ともに戦ったパ本塁打王(47本塁打)の山川からは、「バットの芯に当てるのがうまいから逆方向にも長打を打てる。打とうと思ったら40本打てる」と、太鼓判を押された。

 報知プロスポーツ大賞の授賞式では、他のスポーツ界の一流選手と対面する機会がある。「他競技の方々とお会いできるのが楽しみです。いろいろなことを聞いてみたいです」。来季目標の「3割、40本、120打点」に向けて、「このような賞に恥じない成績を残していきたいです。来年は今年の数字のはるか上にいけるように頑張ります」。岡本はまだまだ進化を続けていく。

 ◆岡本和真(おかもと・かずま) 1996年6月30日、奈良県生まれ。22歳。智弁学園高では1年秋から4番。3年の春夏に甲子園出場し、春には1試合2本塁打を記録。高校通算73本塁打。2014年ドラフト1位で巨人入団。15年9月5日のDeNA戦(横浜)、代打でプロ初安打初本塁打を記録した。プロ通算178試合で打率2割9分6厘、34本塁打、106打点。185センチ、96キロ。右投右打。今季年俸1200万円。

◆2018年プロスポーツ大賞受賞者

部門 受賞者 所属 年齢 受賞回数
野球(セ・リーグ) 大瀬良大地 広島 27
野球(パ・リーグ) 山川穂高 西武 27
男子ゴルフ 今平周吾 フリー 26
大相撲 御嶽海久司 出羽海 25
ボクシング 井上尚弥 大橋 25
特別功労賞 福原愛 ANA 30 -
特別賞 サッカー日本代表 - - 3
フレッシュ賞 岡本和真 巨人 22 -
フレッシュ賞 新垣比菜 ダイキン工業 19 -

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