【1998年】男子ゴルフ 田中 秀道
若乃花（左）の大きな胸に思わず組みつく田中秀道
各界のスーパースターの中でも“入り待ち”と“出待ち”がいたのは田中だけだった。ホテルに到着したときと、出るときとのそれぞれの場面で女性ファンがプレゼントを手にロビーで待機。男子プロゴルフ界の人気ナンバーワン選手の晴れ舞台をファンも祝福した。
スポットライトを浴びたひな壇の上。「今年は出来過ぎ。この場にいるのが不思議です」ビッグネームが並ぶ周囲を見回して緊張気味だったが、受賞は当然といえる活躍だった。
７月のアイフルカップで２年ぶりのツアー優勝を果たすと、１０月の日本オープンで初の公式タイトルを獲得。最終戦のＤＤＩ沖縄オープンも優勝で締め、獲得賞金１億円突破を果たした。賞金ランクは日本選手の２位。テレビのラウンドリポーターの誘いを断ってまで、選手としての出場を夢見たマスターズの招待への可能性を残してシーズンを終えた。
男子ゴルフ部門では、この２３年で８人目の受賞者。身長１６６センチは最も小柄だが、堂々、超一流の仲間入りを果たした。「こういう年をどんどん続けたい。来年は海外に出る機会も多くなるでしょうが、小さい人の代表として頑張りたい」９９年は世界にＴＡＮＡＫＡの名前を売るつもりだ。
◆田中 秀道（たなか・ひでみち） １９７１年３月２９日、広島県生まれ。２７歳。小学６年の時に自宅裏の空き地で、叔父のクラブを振って遊んだのがゴルフを始めるきっかけ。瀬戸内高卒業後にプロ転向を決意、研修生を募集していた兵庫・パインレイクＣＣの門をたたいたが、「あまりに小さい」と一度は門前払いされた経験がある。９１年、４回目の挑戦でプロテスト合格。９５年１０月フィリップモリスでツアー初優勝。１６６センチ、５８キロ。血液型Ｂ。
７月のアイフルカップで２年ぶりのツアー優勝を果たすと、１０月の日本オープンで初の公式タイトルを獲得。最終戦のＤＤＩ沖縄オープンも優勝で締め、獲得賞金１億円突破を果たした。賞金ランクは日本選手の２位。テレビのラウンドリポーターの誘いを断ってまで、選手としての出場を夢見たマスターズの招待への可能性を残してシーズンを終えた。
男子ゴルフ部門では、この２３年で８人目の受賞者。身長１６６センチは最も小柄だが、堂々、超一流の仲間入りを果たした。「こういう年をどんどん続けたい。来年は海外に出る機会も多くなるでしょうが、小さい人の代表として頑張りたい」９９年は世界にＴＡＮＡＫＡの名前を売るつもりだ。
◆田中 秀道（たなか・ひでみち） １９７１年３月２９日、広島県生まれ。２７歳。小学６年の時に自宅裏の空き地で、叔父のクラブを振って遊んだのがゴルフを始めるきっかけ。瀬戸内高卒業後にプロ転向を決意、研修生を募集していた兵庫・パインレイクＣＣの門をたたいたが、「あまりに小さい」と一度は門前払いされた経験がある。９１年、４回目の挑戦でプロテスト合格。９５年１０月フィリップモリスでツアー初優勝。１６６センチ、５８キロ。血液型Ｂ。