日本音楽史の伝説に刻まれるステージのすごさ
人の心が動いた瞬間に触れることが好きです。2018年12月31日、平成最後のNHK紅白歌合戦を取材しました。純烈やあいみょんなど初出場勢の紅白にかける強い思い、特別企画で出場した北島三郎さんの「まつり」の力強さ、テレビ初歌唱となった米津玄師さんの大ヒット曲「Lemon」、嵐の安定感が光った約4時間25分のステージでした。
何と言っても、最後に登場したサザンオールスターズ。NHKホールで歌唱するのは35年ぶり。代表曲「勝手にシンドバッド」でボーカル・桑田佳祐さんが北島さんに絡み、松任谷由実さんからは熱いキスも。昭和、平成と駆け抜けた豪華アーティストのセッションにNHKホールは熱気に包まれていました。
その頃、私はNHKホールの廊下で出演者のコメント取りをしていました。放送終了後の廊下はみなさんの汗と高揚感で真冬にも関わらず、暑さを感じるほど。司会の内村光良さん、ユーミンを始め、コメント取りした出演者全員が「最高」と口にしていました。言葉は少なく、どこかふわふわした様子。みなさん熱狂の余韻に浸っているようでした。日本の音楽史の伝説に刻まれるステージのすごみを感じました。


