取材対象者からの熱い感謝
2024年パリ五輪です。大会後、フェンシング日本代表の通訳の方からメールを頂きました。こう書いてありました。「大谷さんに書いていただいた記事が今もなお、とても反響があり、日々嬉しいお言葉をいただいております。私自身、とても丁寧に経歴や心情、通訳時の心がけ等をまとめていただき、努力が報われたような気持ちになりました」。
私はこの仕事をする中で、選手や関係者から自分が書いた記事について「ありがとう」と伝えられることはあります。しかし、取材対象者から「努力が報われた気持ちになった」と言われたことは初めてでした。記事では、通訳として選手とコーチの間に立つやりがいや難しさ、忘れられないエピソードなどを紹介しました。言葉を使って人と人をつなぐという、根底では記者と同じような仕事に魅力を感じながら、字にしました。
正直に言うと、何か特別な思いを持って通訳の方の記事を書いたわけではありません。しかし記事を通して、その方が仕事に対して誇りを持てたということを私に伝えてくれました。私もその時、自分の仕事に誇りを持てました。それと同時に、大きな責任感も感じました。


